中国 鉄路危険貨物運輸安全監督管理規定を改訂
2020-09-29

 2020年9月17日,中国交通運輸部は公式ウェブサイトで、鉄路危険貨物運輸安全監督管理規定の改訂案に関する意見募集案を公布しました。そして、意見募集案の締切期限は2020年10月16日までです。

 2015年の天津爆発事件と2019年の祥水爆破事件を受けて、中国当局は一連の通知と指導意見を発行し、各機構と地方政府に危険化学品を取り巻く安全問題に相応の取り込みを要請しました。危険化学品の運輸問題はこの仕組み中の重要な一部です。今回の改訂案の変更点は主に以下の3つがあります。

 1、適用範囲を拡大

 改訂により、国家鉄路局が発効した鉄道危険貨物品リストに掲載されているもの以外に、関連法令、基準によって危険物と認められるものは本規定に従う必要があります。

 2、免除範囲を明確

一部の危険貨物品は、特定の条件で関連要件から免除されることがあります。改定案では、関連技術要件が満たされる場合、危険貨物品は規定又は規定要件の一部の管理対象と除外されます。改定案では、以下の3つ除外条件を指定しています。

  • 運輸される危険物貨物品運輸装置の一部である;
  • 緊急事件用の危険貨物品;
  • 関連標準と規定の安全技術要件を満たす危険貨物品。

 3、責任と賞罰を明確

 危険化学品の安全に関連するその他の規制と同様に、改定案では企業が主要責任を負うことを明確にしています。そして、運輸設備の管理、IT運輸管理システム、と人員の育成などに関する要件の強化を要求しています。

 規定に違反する鉄道運輸う企業と荷送人の場合、違反行為は国家信用情報共有プラットフォームと国家企業信用情報広報システムに記録されます。

規制に関する詳細については、お問い合わせください。
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